駐在員の妻がゆく with babies in カナダ

夫の転勤に伴いトロントに来て3年目。日本で一人目、カナダで二人目の妊娠・出産を経て、ただいま子育て奮闘中。海外子育て事情や、これからカナダに滞在予定の方に役立つような情報もお届けできればと思います。

「日本人はクレーマーが多い」という説は本当か?

海外に出ると日本のサービスの素晴らしさを知る場面が多い。日本のサービスは早いし正確。そんなお客様第一主義に甘えて育った純日本人にとって、海外でのサービスのいい加減さにイライラさせられることは頻繁にある。

そんな私も日本人。このたび、洗濯機が壊れたのでメーカーのカスタマーサービスに電話してみた。

 

10分経過 「おつなぎするまでお待ちください。ルールールー♪」

30分経過 「おつなぎするまでお待ちください。ルールールー♪」

 

ここまできたら、どれくらいかかるのか試してみたくなる。

 

で、1時間弱たったところで、やる気のなさそうな声でやっとつかまった。

マニュアル通りの素っ気ない応対にイライラしながらも、テクニシャンを翌日派遣してもらえることになった。

 

そして、翌日。

 

テクニシャン

「家の近くまで来てるんだけど、場所が分からないんだよ、えっ、マンションなのかよ。そんなこと書いてねーぞ、Oh My Gosh!!」

 

と、半ギレでテクニシャンからの電話がかかってきた。

 

私「えー、でもマンションのルーム番号伝えてると思うんですけど・・・」

いきなり電話で怒鳴りつけられたものだから、萎縮してしまう。。。

 

で、実際のサービスについては、

 

テクニシャン「エラーコードって出てた?何番?あ、それならモーター交換だな。」

と、いっていきなり見積もりを書き始めた。エラーコードの解読くらいなら私でもできるんですけど・・・。

結局、問題のモーターもマシーンも中身をみないまま、見積もりをもらって10分で終了。

で、請求された額が、

 

100ドル

 

えっ、たったこれだけのサービスに、100ドルですか?

 

更に、テクニシャンの帰ったあと、洗濯機をみると、なんと、ダクトがちぎれている!!今度は、乾燥機が使えないじゃないかー!!!後ろを確認せずに洗濯機を動かして、ダクトを破ったようだ。ろくな修理もしないで、乾燥機も使えなくされた私は、怒りあらわにコールセンターへ電話をすることに。

 

10分経過 「おつなぎするまでお待ちください。ルールールー♪」

30分経過 「おつなぎするまでお待ちください。ルールールー♪」

 

またかよっ!!!!

 

コールセンター「では、そのテクニシャンをもう一度いかせます。えっと、来週ですね。」

 

えっ、一週間も待つの??

 

私「そんなに待てない。すぐ来てよ。」

 

コールセンター「リクエストはしておきますけど、確約はできません。」

 

私「修理するはずのテクニシャンがもの壊して帰ってるのに、来週まで待てとはどういうことだ!責任者出せよ!!!」

 

ということで、結局は自分で修理してその費用を請求するということで決着。

 

怒りの沸点が下がったところで、ふと思った。こんなにイライラしてしまうのは、やっぱり日本人だからなのか?日本のサービスが凄すぎるのか?

 

そこで、カナディアンの知り合いに一連の話をしてみたところ、

 

そうじゃない!!!!

友達 「カナダ(多分ほかの国も)では、それぐらいが普通よ。ごねたもん勝ちだからね。私の友達なんて、毎日コールセンターに電話してたよ。最初はね、10ドルくらいのクーポンを送ると言ってきたんだけど、納得できないって毎日電話して、結局サービスで払った数百ドル全額を取り戻してたよ。」

 

そうなんです。納得いかないならクレームする。日本人の感覚とか関係ないと思います。クレームするのも、全部その人の感じ方一つなんですね。そして、クレームをするときに必要なのは「忍耐」なのでしょう。

 

また一つ忍耐力を鍛えられた一件でした。