「もう学校いかない」バイリンガルの娘に関する悩みごと(その2)
娘が幼稚園へ行きたくないと突然言い始めました。それは、それはまたいったいどうしたことでしょう?
私「なんで学校に行きたくないの?」
娘「にゅーすくーる(新しい学校)に行きたい。」
私「なんで?」
娘「〇〇(友達の名前)がバックパック叩くの。もうプレーしたくない。(鞄をたたかれるからもう一緒に遊びたくない)」
どうやら、鞄をたたかれたり、仲間外れにされたりしている様子。その子は、入園してからずっと仲良くしていたお友達だったので、急に態度が変わってしまったことに本人は驚いているようでした。一ヶ月ほど様子をみていたのですが、一向に改善しないようで、一度先生に相談してみることにしました。そして、事情を説明し学校での様子を教えてもらいたいとお手紙を書きました。先生からのお返事はこんな感じでした。
”Thank you for letting me know. I will talk to both girls today and make sure all play is hands off. A lot of the kids are always hugging OO(娘の名前)because she is so small. I will remind them to be careful then too.”
(訳:お知らせ頂きありがとうございます。二人には今日話をして、遊ぶときは手を出さない(叩いたり蹴ったりしない)ように注意しておきます。〇〇(娘の名前)は身体が小さいので、いつもみんなからハグされていますよ。でも、それも気をつけてするように生徒たちに話しておきますね。)
正直、思っていた反応とは違いました。
日本の幼稚園だったら先生は親にどんな対応をするのでしょうか?「みんなで仲良く遊ぶように促します」みたいな返事を無意識に期待していた私。でも、「みんな仲良く」っていうのは日本人の感覚なのかな?とこの先生のお返事をみて思いました。あくまでもセーフティの面だけ気をつけるというお返事で、仲間外れについては言及が無かったからです。
そして、翌日は、何故か楽しそうに登校。まったく、私は振り回されているだけなのか、先生の対応が良かったのか、ナゾです・・・。
と、安心したのも束の間。先生から電話がありました。
”〇〇(娘の名前)fell and scratched her cheek at recess. The class and I talked about safety again"
(訳:休み時間に〇〇(娘の名前)が転んで頬に擦り傷ができました。クラスで安全についてもう一度話しておきました。)
そうか。やっぱり、安全が一番なんだな。当たり前ですが、この当たり前なことがなかなか難しいから、先生がそこを強調するのですね。仲間外れとか社会性に関することは二の次という印象を受けました。
自分の言いたいことがまだ英語でも日本語でも言えない娘。お友達に言いたいことが伝わらない、ママにもその気持ちを分かってほしいけど伝えきれない、そんなイライラが「学校に行きたくない」という言葉で出てきたのかな、と感じました。今回はその言葉にハラハラドキドキして振り回されてしまいましたが、今後はドーンと構えて2か国語の中で日々戦う娘を応援したいと思います。