カナダ人ママに聞いた幼児のバイリンガル教育方法はとてもシンプルだった!
日本でも英語教育が小学校から始まったりして、バイリンガル教育に力を入れる親御さんも多いと思います。でも、英会話教室は割高だし、英語の通信教育もいつまで続くか分からない。。。もっとお手軽で簡単な方法はないものか。
カナダは多民族国家。色々な言語が飛び交います。バイリンガルだけでなく、トリリンガル(三か国語)、マルチリンガル(多言語)といった多言語を話す人たちも多いです。こういった人たちはいったいどうやって多言語を習得しているのか、その教育法に興味はありませんか?
私のカナダ人のママ友の多くが、多言語を話します。ある時、ママ友に質問してみました。
私「どうやって勉強したの?」
ママ友「うーん、特に何もしていないよ。」
私「何もしなかったら話せないでしょ」
ママ友「うーん、そうねぇ。。。」
何もしないで話せるようになるわけはないじゃないか!?と思っていたのですが、
彼女の言うことが最近分かるようになりました。彼女たちは、言語を習得するために意識的に勉強したわけではなくて、普段の生活から自然に習得していったのです。
具体的に言うと、例えば日本語が母国語で、英語が第二言語の場合。
ママ "Can you open the door?"
子供 “ ???”
ママ 「そこのドア開けてくれる?」
子供 「いいよ」
第二言語の方を先に話しかけ、分からなければ母国語を次に話す。
これを繰り返すのです。ある時は英語、ある時は日本語を話してしまうと、子供が混乱します。なので、英語の後に同じフレーズを日本語に訳して話す。うちの子供も、初めは分からなかったのですが、徐々に英語の方を理解していくようになりました。
英語があまり得意ではないお母さんには、とりあえず単語だけでも有効です。
例えば、犬を見て、
ママ ”A dog”
子供 ”??”
ママ 「いぬ」
必ず、弱い言語(英語)を先、それから母国語で説明するといった感じです。
この方法、公園で遊ばせたりしていると、多くの親が子供にこのような話し方をしているのを見かけます。
但し、これは幼児期にできる最低限の方法。言葉の読み書きはまた別の方法になると思います。そして、一番大事なのは「継続すること」です。うちの子供も2年かけてやっと少し英語が分かりかけてきたところです。現地の幼稚園に通って、英語だけの生活が半年過ぎました。英語習得の過程については、次回投稿したいと思います。