子連れで安く、高級フレンチ。チャンスは年に2回だけ。
トロントでは年に2回、"Winterlicious"と"Summerlicious"というイベントがあります。それは、トロント内にあるトップクラスのレストランが200以上も参加して、あらかじめ決められたコースを期間限定で安く提供するというイベントです。
普段は値段が高く、なかなか行く機会のないレストランにも行けるので、人気店の予約は常にいっぱいです。その中でも子連れで行けるレストランがあります。今回の"Winterlicious"で行ったレストランを紹介します。
そもそも子連れでの外食ですが、ここカナダでは日本と比べると、とても行きやすいと感じています。子供が泣いていると、「あらあら、どうしたの~?」なんて話しかけてくれる人もいます。今回は、高級レストランなので、さすがに気を遣いますが、キッズフレンドリーのレストランかどうかを見分ける方法はあります。それは、予約の際に子供用のハイチェアやブースターシートがあるかどうか聞いてみる方法です。子供用のいすがある場合には、子供が来ることを想定して用意してくれているわけですから、問題ないと思います。一方、ない場合ですが、デートやフォーマルなシチュエーションで利用するレストランであると私は考えています。実際に、知人が子連れで行く旨をレストランに伝えたところ、「子供用のいすはありません。」と最初に伝えられたそうです。「子連れはダメということですか?」という質問に対しては、「お断りしますとは言いかねますが・・・」と濁されたそうです。お客様をはっきり断るなんて、なかなかできないですよね。結局、彼女はそのレストランをキャンセルしたそうです。
さて、本題に戻りますが、今回利用したレストランは、Auberge du Pommierです。料理長は日本人の方です。お料理にも日本人の美意識を感じます。ダウンタウンより以北に位置していますので、車でのアクセスが便利です。地下駐車場もありますので、雨や雪の日には助かります。予約はウェブサイト上からもできますので、電話で英語を話すのが苦手という方も大丈夫です。
では、まず前菜から。
"Pâté de Campagne (local) - pork pâté, beet gelée, country bread, mustard"
甘酸っぱい赤カブのジュレとピリッとしたマスタードが豚のパテに合います。
メインディッシュ。
"Ravioles à la Ricotta (vegetarian/local) - herbed ricotta ravioli, northern woods mushrooms, green peppercorn cream, toasted walnuts"
私にはハーブが少しきつかったかなぁ。でもリコッタチーズの詰まったラビオリと爽やかなクリームは相性が良く、さっぱり頂けました。
デザート。
"Gâteaux aux Amandes (vegetarian/local) - apple & almond cake, vanilla crème glacée"
ボリュームのあるデザートでした。甘さ控えめで、私にはちょうど良かったです。メインにお肉を選択しなかったので、ここでちょうどお腹がいっぱいになりました。
今回のWinterliciousは正解!ランチのオープン時間に合わせて一番で予約していましたが、帰るころには入り口まで人が溢れかえっていました。次回はSummerliciousで、違うお店にもチャレンジして、またレポートしたいと思います。
最後に、レストランでの英語のフレーズ(子連れバージョン)を2つほど。
“Do you have a high chair(or a booster seat) for my child?”
「子供用のハイチェア(ブースターシート)はありますか?」
“Do you have a kids menu?”
「子供用のメニューはありますか?」